本日2月1日、学生ランナーたちの頂点を決める「日本学生ハーフマラソン」がいよいよ号砲を迎えます。香川・丸亀の高速コースを舞台に繰り広げられるこの熱戦で、最もその走りに視線が注がれているのが青山学院大学の小河原陽琉選手です。箱根駅伝での試練を乗り越え、彼がどのような輝きを放つのかに注目が集まっています。
今シーズンの集大成とも言えるこの大会は、単なる順位争いを超えた「復活」と「証明」の場となるでしょう。持ち前のスピードとポテンシャルを解放し、学生長距離界のトップ層へと返り咲くための重要な一戦。ここでは、小河原選手の現在地とレースの見どころを余すところなくお伝えします。
- 箱根1区の苦い経験を力に変えるリベンジの舞台
- 高速・丸亀コースで期待される自己ベスト更新の可能性
- ライバル校のエースたちとの熾烈なポジション争い
- 次期エース候補としての真価が問われる重要な局面
小河原陽琉が日本学生ハーフマラソン2026にかける想いとは?
青山学院大学の主力メンバーとして、小河原選手にとって今回のレースは極めて重要な意味を持ちます。新年度に向けたチーム内競争の激化も含め、ここで結果を残すことが自身のキャリアを大きく左右するからです。
特に「箱根からの復調」と「本来の実力の証明」は、彼自身が最も意識しているテーマでしょう。ここでは、今大会における小河原選手の注目ポイントを5つの視点から深掘りしていきます。

箱根駅伝1区での試練と現在地
記憶に新しい今年の箱根駅伝、当日変更で1区を任された小河原選手は、区間16位というほろ苦い結果を味わいました。トップと1分以上の差をつけられた悔しさは、計り知れないものがあるはずです。
しかし、あの大舞台での挫折こそが、ランナーとしての精神的タフさを養う糧となります。今回のハーフマラソンは、箱根で狂った歯車を修正し、再び上昇気流に乗るための絶好の機会です。
練習量と質は十分に確保されており、コンディションさえ整えば上位進出は間違いありません。この1ヶ月間、彼がどれだけ自分自身と向き合い、立て直してきたかが試されます。
世田谷ハーフ3位の実力は本物
小河原選手のポテンシャルを疑う余地はありません。昨年の世田谷246ハーフマラソンでは、強豪ひしめく中で見事3位に入賞し、1時間01分57秒という好タイムをマークしています。
この実績は、彼が学生トップクラスの走力を有していることの何よりの証明です。フラットなコースでのスピード勝負になれば、彼の持ち味が最大限に発揮されるでしょう。
「一発屋」で終わらせないためにも、今回はその実力がフロックではなかったことを再証明する必要があります。安定して61分台、あるいは62分切りを狙える地力は十分に備わっています。
高速・丸亀コースでのタイム戦略
香川丸亀国際ハーフマラソンと併催される本大会のコースは、高低差が少なく記録が出やすいことで知られています。小河原選手のようなスピードランナーにとっては、自己ベスト更新のまたとないチャンスです。
前半からハイペースな展開になることが予想されますが、どこまで先頭集団に食らいつけるかが鍵となります。無理に突っ込みすぎず、かつ遅れない絶妙なペース配分が求められます。
61分台前半、あるいは60分台への突入も夢ではありません。高速レースの流れに乗り、自身の限界を突破する積極的な走りを期待したいところです。
青学・原監督からの期待とチーム内競争
青山学院大学の層の厚さは日本一と言っても過言ではなく、チーム内でのレギュラー争いは熾烈を極めます。原監督も、次期主力候補である小河原選手の復活を強く期待しているはずです。
このレースで好成績を残せば、来季の駅伝シーズンに向けたアピールとしてこれ以上ない材料になります。逆に結果が出なければ、下の学年からの突き上げにさらされる危機感もあるでしょう。
「フレッシュグリーン」のユニフォームを着て走る誇りとプレッシャー。その両方を力に変え、チームを牽引する存在感を示すことができるでしょうか。
ライバル國學院勢との再戦
箱根駅伝で総合優勝を争った國學院大學など、他大学の強力なライバルたちも多数エントリーしています。特に同世代の選手たちとの直接対決は、今後の学生長距離界の勢力図を占う上でも見逃せません。
箱根では後塵を拝した相手に対し、個人戦となるハーフマラソンで一矢報いることができるか。個の走力が純粋に試されるこの舞台で、意地とプライドがぶつかり合います。
集団走の中での駆け引きや、ラストスパートでの競り合いなど、勝負強さが問われる場面も出てくるでしょう。ライバルたちを制し、表彰台に登る姿を見たいものです。

決戦の舞台!香川丸亀コースの特徴と攻略法

記録を狙うランナーたちに愛される丸亀のコースですが、攻略にはいくつかのポイントがあります。単に平坦なだけでなく、当日の気象条件やレース展開への対応力が結果を左右します。
小河原選手がこのコースをどう攻略し、タイムを削り出していくのか。ここでは、舞台となるコースの特性と、レースを有利に進めるための鍵について解説します。
記録が出やすいフラットな地形
丸亀のコース最大の特徴は、極めてフラットで走りやすい路面状況にあります。アップダウンによる消耗が少ないため、リズムに乗れば驚異的なラップタイムを刻み続けることが可能です。
特に前半の入りがスムーズであれば、後半まで脚を残したままスピードを維持できます。ランナーにとっては「攻め」の走りが報われやすい、非常にポジティブなコースと言えるでしょう。
ただし、オーバーペースには要注意です。走りやすいがゆえに知らず知らずのうちに体力を削ってしまう罠もあり、冷静な自己管理能力も同時に求められます。
風向きが勝負を分けるポイント
香川県の地形的特性上、コースの一部では風の影響を受ける可能性があります。特に折り返し地点前後での向かい風や追い風は、ペース配分を大きく狂わせる要因となり得ます。
集団の中でうまく風よけを使い、体力を温存するポジショニングも重要です。単独走になると風の抵抗をまともに受けてしまうため、いかに良い集団を見つけるかが鍵になります。
当日の風速や風向きを読み、臨機応変に走りを変えるクレバーさが求められます。小河原選手のレース運びの上手さにも注目です。
後半の粘りが試される直線区間
レース終盤、疲労がピークに達する頃に待ち受ける長い直線は、メンタル面での強さが試されます。視覚的にゴールが遠く感じるこの区間で、どれだけ粘れるかがタイム短縮の分かれ目です。
ここでペースを落とさず、ラストスパートへの余力を残せるかが勝負どころ。苦しい時間帯に体を前に進める推進力と気力が、自己ベスト更新への最後の壁となります。
競り合っているランナーがいれば、互いに刺激し合ってペースを維持できるかもしれません。最後の最後まで目が離せない展開になることでしょう。

2026年シーズンの展望とユニバーシアードへの道
この日本学生ハーフマラソンは、単発のレースであると同時に、世界を目指す学生ランナーにとっての登竜門でもあります。ここでの結果は、今後の国際大会への選考にも大きく影響してきます。
小河原選手が目指すべき次のステージとは何か。ここでは、本大会の結果がもたらす未来への可能性と、学生トップアスリートとしてのキャリアパスについて考察します。
学生日本代表への選考レースとしての意味
本大会は、FISUワールドユニバーシティゲームズ(ユニバーシアード)などの国際大会に向けた選考において重要な参考資料となります。上位入賞者は、日の丸を背負う権利に大きく近づきます。
世界レベルの同世代と戦う経験は、選手として一皮むけるための貴重な財産です。国内だけでなく、世界を見据えた走りができるかどうかが、ここで試されています。
小河原選手にとっても、学生代表入りは大きな目標の一つでしょう。その切符を掴み取るためのアピールとして、今回の走りは決定的な意味を持ちます。
トラックシーズンへの弾み
ハーフマラソンでの好走は、春から始まるトラックシーズンへの大きな弾みとなります。長い距離で培ったスタミナとスピード持久力は、5000mや10000mのタイム短縮にも直結します。
ロードでの強さをトラックにも還元し、総合的な走力を底上げする好循環を作りたいところ。この大会を良い形で終えられれば、春以降の記録会でも好記録が期待できます。
逆にここでつまづくと、自信を取り戻すのに時間を要するかもしれません。シーズンの滑り出しを最高のものにするためにも、決して譲れない一戦です。
実業団スカウトへのアピール
大学2年生、3年生となれば、卒業後の進路も見据える時期に入ります。全国規模の主要大会での実績は、実業団チームからの評価に直結する重要な指標です。
将来的に実業団で競技を続け、ニューイヤー駅伝やマラソン日本代表を目指すのであれば、ここでのインパクトは欠かせません。プロのスカウトたちも、丸亀での走りを鋭い視線で見つめています。
「強いランナー」としてのブランドを確立するために、結果という分かりやすい形での証明が求められます。自身の未来を切り拓く走りに期待しましょう。
青山学院大学チーム全体の戦略と注目選手

小河原選手個人だけでなく、青山学院大学というチーム全体にとってもこの大会は重要です。箱根駅伝で見せた圧倒的な強さを維持し、さらに層を厚くするための戦略的な一戦となります。
ここでは、青学勢全体の動向や、小河原選手と切磋琢磨するチームメイトたちの存在について触れます。組織としての強さが、個人の走りをどう後押しするのかを見ていきましょう。
主力選手と新戦力の融合
青学は常に、上級生だけでなく下級生からも強力な選手が台頭してくるのが特徴です。今回のハーフマラソンにも、小河原選手以外の実力者や、虎視眈々とレギュラーを狙う新鋭が多数エントリーしています。
彼らはチームメイトであると同時に、最も身近なライバルでもあります。「青学の中で一番でなければ、全国では戦えない」という健全な競争意識が、チーム全体のレベルを引き上げています。
集団走で互いにカバーし合うのか、それとも個々がアグレッシブに飛び出すのか。チームとしてのオーダーや戦略の有無にも注目が集まります。
「負けてたまるか」の精神
箱根駅伝の優勝メンバーだけでなく、走れなかった選手たちのモチベーションも非常に高いものがあります。「次は自分が」というハングリー精神が、今回のレースでも爆発するでしょう。
小河原選手も、箱根での悔しさを知る一人として、誰よりも強い気持ちでスタートラインに立つはずです。その執念が、苦しい場面での最後の一押しになります。
チーム全体に漂う「勝ちにこだわる空気」が、選手たちの背中を強く押しています。青学勢が上位を独占するような展開も、決して絵空事ではありません。
原晋監督の育成メソッド
多くの名ランナーを育て上げてきた原監督の手腕は、ハーフマラソンへの調整法にも表れています。スピード練習と距離走のバランス、そしてピーキングの巧みさはまさに職人芸です。
選手一人ひとりの特性を見極め、最適なアドバイスを送っていることでしょう。小河原選手に対しても、今回のレースに向けた明確なテーマや課題を与えているはずです。
監督のプランを選手たちがどう体現し、結果に結びつけるか。指導者と選手の信頼関係が垣間見えるレース展開にも期待したいところです。
まとめ:復活の号砲を聞け!小河原陽琉の激走を応援しよう
本日開催される日本学生ハーフマラソンは、小河原陽琉選手にとって真価を問われる運命のレースです。箱根での悔しさを晴らし、学生長距離界の主役へと躍り出るための準備は整いました。
高速コースの丸亀で、彼が刻む新たな歴史と記録の瞬間に立ち会いましょう。私たちファンの声援も、きっと彼の背中を押す力になるはずです。
- スタート時刻は10時35分、香川県立丸亀競技場から号砲
- 61分台、あわよくば60分台の好記録に期待大
- 青学のチームメイトや他大学のライバルとの競り合いに注目
- この一戦が2026年の小河原選手の飛躍を決定づける
結果速報を待ちつつ、まずはそのスタートダッシュに注目してください。小河原陽琉選手の「復活」と「覚醒」を信じ、熱いエールを送りましょう!


