2026年の新春を彩る「第102回東京箱根間往復大学駅伝競走（箱根駅伝）」がいよいよ開催されます。
今年はお正月の三が日が週末と重なるスケジュールとなっており、自宅のテレビだけでなく、初詣や帰省先からスマホで観戦したいというニーズも高まっています。
本記事では、第102回大会のテレビ放送スケジュールと、TVerを利用したネット配信の視聴方法を完全に網羅しました。
また、波乱の予選会を勝ち抜いた出場校情報や、観戦をより楽しむための往路・復路のタイムテーブルも詳しく解説します。
- 往路放送：2026年1月2日（金）朝7:00〜（日本テレビ系列）
- 復路放送：2026年1月3日（土）朝7:00〜（日本テレビ系列）
- ネット配信：TVerにてスペシャルライブ配信予定
放送時間をうっかり勘違いして「スタートを見逃した！」ということがないよう、まずは正確なスケジュールを把握しておきましょう。
外出先でも通信量を気にせず楽しむためのポイントも併せて紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
2026年箱根駅伝（第102回）のテレビ放送日程と時間詳細
第102回箱根駅伝は、日本テレビ系列で生中継されます。
例年同様、朝の早い時間帯から関連番組が放送され、レース本番へと熱気をつないでいく構成です。
ここでは地上波、BS、CSそれぞれの詳細な放送スケジュールを整理します。
地上波（日本テレビ系列）の生中継スケジュール
メインとなる地上波放送は、1月2日の往路、1月3日の復路ともに朝7:00から放送が開始されます。
実際のレーススタートは朝8:00ですが、その1時間前から直前情報や選手の紹介、当日のコンディションなどの詳細なレポートが行われるため、ファンにとっては見逃せない時間帯です。
| 日程 | 放送時間 | 内容 |
|---|---|---|
| 1月2日（金） | 05:50 – 06:45 | 絆の物語＆スタート直前生情報 |
| 1月2日（金） | 07:00 – 14:05 | 第102回 箱根駅伝 往路（生中継） |
| 1月3日（土） | 05:50 – 06:45 | 往路ダイジェスト＆復路直前生情報 |
| 1月3日（土） | 07:00 – 14:18 | 第102回 箱根駅伝 復路（生中継） |
| 1月3日（土） | 14:18 – 15:00 | 続報！箱根駅伝 |
特に復路のゴール後は「続報！箱根駅伝」として、優勝チームのインタビューや、繰り上げスタートとなってしまったチームの涙のドラマなどが放送されます。
レースが終わった後も、感動の余韻に浸ることができる貴重なプログラムです。
BS日テレでのダイジェスト放送
日中の生中継を見逃してしまった方や、もう一度名シーンを振り返りたい方のために、BS日テレでは当日の夜にダイジェスト版が放送されます。
ゴールデンタイムに設定されているため、家族団らんでゆっくりとレースの模様を確認するのに最適です。
- 往路ダイジェスト：1月2日（金）21:00〜22:54予定
- 復路ダイジェスト：1月3日（土）21:00〜22:54予定
ダイジェスト版では、レースの展開が凝縮されているだけでなく、生中継では拾いきれなかった選手の表情や、監督車からの声掛け（運営管理車からの指示）などがピックアップされることもあり、本放送とは違った視点で楽しめます。
CS放送（日テレジータス）での完全版
CS放送の「日テレジータス」では、地上波放送終了後、数週間かけて「完全版」が放送されるのが通例です。
CMでカットされたシーンや、中継車が捉えていなかった後方集団の走りまでも含めた、まさに箱根駅伝の全てが詰まった内容となります。
また、12月中には「箱根駅伝春夏秋冬」といったドキュメンタリー番組や、過去の名勝負を振り返る再放送も頻繁に行われています。
より深く箱根駅伝の世界に浸りたい方は、スカパー！やケーブルテレビ経由で日テレジータスをチェックしておくと良いでしょう。
スマホで見る！TVerネット配信と見逃し視聴の方法
「初詣の列に並んでいてテレビが見られない」「帰省の移動中で車の中にいる」という方にとって、スマホでのネット配信は強い味方です。
2026年大会も、民放公式テレビ配信サービス「TVer（ティーバー）」での無料ライブ配信が実施される見込みです。
TVerでのスペシャルライブ配信
TVerでは、地上波の放送に合わせて「スペシャルライブ配信」が行われます。
基本的に地上波の映像と同じものが流れますが、配信開始時間は地上波より少し遅れて、スタート直前の朝7:50頃からとなるケースが多いため注意が必要です。
- 配信プラットフォーム：TVer（スマホアプリ、PCブラウザ）
- 利用料金：無料（会員登録不要）
- 配信開始予想：両日とも朝7:50頃〜
視聴にはTVerのアプリを事前にダウンロードしておくことを強くおすすめします。
ブラウザでも視聴は可能ですが、アクセス集中時の安定性や操作性を考えると、専用アプリの方が快適に観戦できるからです。
見逃し配信はあるのか？
箱根駅伝の「フルタイムの見逃し配信」は、権利関係や映像の長さ（往復で14時間近くになるため）から、即座に全編が公開されることは稀です。
しかし、各区間のハイライトや、優勝チームのインタビュー、ダイジェスト映像などはTVerや日本テレビのスポーツ公式YouTubeチャンネルなどで配信される傾向にあります。
完全にレース全体を見直したい場合は、前述したBS日テレのダイジェスト放送や、後日CS放送で流れる完全版を録画するのが最も確実な方法です。
ネット上の動画は速報性が高い反面、公開期間が短い場合があるため、早めにチェックするようにしましょう。
外出先での通信量に注意
箱根駅伝をスマホで長時間視聴する場合、最も気をつけなければならないのがデータ通信量です。
高画質でストリーミング再生を続けると、1時間あたり約1GB〜数GBのデータを消費することも珍しくありません。
往路・復路ともに6時間以上の長丁場となるため、Wi-Fi環境がない場所でモバイルデータ通信のみを使って視聴すると、あっという間に月間のデータ上限に達してしまう恐れがあります。
ポケットWi-Fiを持参するか、画質設定を「低」や「節約モード」に切り替えて視聴するなどの対策を講じましょう。
【保存版】往路・復路のタイムテーブルと通過予想時刻
選手が今どこを走っているのか、いつ頃自分が見ているポイントを通過するのかを知ることは、観戦の醍醐味です。
ここでは、第102回大会の主要ポイントの通過予想時刻をまとめました。
1月2日：往路（東京・大手町〜箱根・芦ノ湖）
往路はスピードランナーが集う1区、エース区間の2区、そして過酷な山登りの5区と、見どころが満載です。
特に5区の山登りでは、順位が大きく入れ替わることが多く、最後まで目が離せません。
| 区間 | 区間距離 | 通過ポイント | 先頭通過予想 |
|---|---|---|---|
| 1区 | 21.3km | 大手町スタート | 08:00 |
| 2区 | 23.1km | 鶴見中継所 | 09:02頃 |
| 3区 | 21.4km | 戸塚中継所 | 10:10頃 |
| 4区 | 20.9km | 平塚中継所 | 11:13頃 |
| 5区 | 20.8km | 小田原中継所 | 12:15頃 |
| F | – | 芦ノ湖ゴール | 13:25頃 |
※通過時刻は当日の気象条件やレース展開により前後します。
特に強風や気温が高い場合はペースが落ちる傾向にありますが、近年の高速化に伴い、予想よりも早く中継所に飛び込んでくるケースも増えています。
1月3日：復路（箱根・芦ノ湖〜東京・大手町）
復路は朝8:00に、往路優勝チームから順に時差スタートを切ります。
トップとのタイム差が10分以上あるチームは、8:10に一斉スタートとなります。
| 区間 | 区間距離 | 通過ポイント | 先頭通過予想 |
|---|---|---|---|
| 6区 | 20.8km | 芦ノ湖スタート | 08:00 |
| 7区 | 21.3km | 小田原中継所 | 08:58頃 |
| 8区 | 21.4km | 平塚中継所 | 10:03頃 |
| 9区 | 23.1km | 戸塚中継所 | 11:08頃 |
| 10区 | 23.0km | 鶴見中継所 | 12:18頃 |
| F | – | 大手町ゴール | 13:28頃 |
復路の最大の敵は「繰り上げスタート」です。
先頭チームが通過してから一定時間が経過すると、前の走者がタスキを繋ぐ前に次走者が強制的にスタートしなければなりません。
タスキが途切れる瞬間のドラマは、毎年多くの涙を誘います。
繰り上げスタートのルール詳細
繰り上げスタートは、交通規制の時間を守るために設けられた厳しいルールです。
往路の鶴見、戸塚、平塚、小田原の各中継所では、先頭通過から「10分（一部15分）」遅れると繰り上げとなります。
復路では、鶴見中継所での繰り上げが特に有名です。
ここでは先頭から「20分」以上の遅れで繰り上げとなりますが、最終10区のランナーに母校のタスキを渡せるかどうかが掛かっており、わずか数秒の差で明暗が分かれるシーンが頻発します。
第102回大会の出場校と注目の予選会結果
2026年大会は、前回大会の上位10校（シード校）と、2025年10月に行われた激戦の予選会を勝ち抜いた10校、そして関東学生連合チームの合計21チームが出走します。
シード校（前回大会上位10校）
第101回大会でシード権を獲得した強豪校です。
青山学院大学、駒澤大学、國學院大學の「3強」を中心とした優勝争いが予想されます。
- 青山学院大学
- 駒澤大学
- 國學院大學
- ほか、城西大学、東洋大学、帝京大学、早稲田大学、創価大学など
※シード校の顔ぶれは毎年安定していますが、各校ともに主力選手が卒業して新体制で挑むため、戦力バランスの変化には注目が必要です。
予選会通過校（10校）と波乱の結果
2025年10月18日に行われた予選会は、まさに波乱の展開となりました。
強豪として知られる法政大学（11位）や明治大学（12位）がまさかの予選落ちとなり、本戦出場を逃すという衝撃的な結果となっています。
【第102回箱根駅伝 予選会通過校】
- 中央学院大学
- 順天堂大学
- 山梨学院大学
- 日本大学
- 東海大学
- 東京農業大学
- 神奈川大学
- 大東文化大学
- 日本体育大学
- 立教大学
一方で、中央学院大学が1位通過を果たし、順天堂大学や東海大学といった伝統校もしっかりと本戦への切符を手にしました。
予選会からの叩き上げチームが、本戦でシード校をどこまで脅かすことができるかが今大会の大きな見どころの一つです。
注目すべきポイントと選手層
今大会の特徴は、予選会を勝ち上がったチームの実力が拮抗しており、シード校との差が縮まっている可能性がある点です。
特に予選トップの中央学院大学や、安定感のある順天堂大学は、往路から上位に食い込むポテンシャルを秘めています。
また、学生連合チーム（オープン参加）にも注目です。
予選会で敗退した大学の中から、成績優秀な選手が選抜されて構成されるこのチームは、個人の記録としては公式に認められませんが、幻の区間賞が出るほどの好走を見せることがあり、判官贔屓のファンから熱い声援を送られています。
まとめ：2026年箱根駅伝はテレビとスマホの二刀流で楽しもう
第102回箱根駅伝は、2026年1月2日・3日の両日とも朝7:00から日本テレビ系列で生中継されます。
外出予定がある方は、事前にTVerアプリをダウンロードし、スマホでリアルタイム視聴できる環境を整えておくのがベストです。
また、法政大や明治大が不在という波乱の予選会を経て、新たな勢力図が描かれようとしている今大会は、例年以上に予測不可能なドラマが期待できます。
往路のスピード勝負、復路の繰り上げ回避争い、そして総合優勝の行方を、ぜひその目で目撃してください。
まずは、1月2日の朝7:00に合わせてテレビの録画予約を済ませ、当日の朝を待ちましょう！
