新春の広島を舞台に繰り広げられる「天皇盃 全国都道府県対抗男子駅伝競走大会(ひろしま男子駅伝)」は、世代を超えたタスキの絆が感動を呼ぶ冬の風物詩です。中でもコースの折り返し地点となる第3中継所は、レース展開を左右する極めて重要なポイントとして知られています。
日本三景・宮島の玄関口であるこの場所は、例年多くの観客で埋め尽くされ、独特の緊張感と熱気に包まれる特別な空間です。当日は大規模な交通規制が敷かれるため、事前の情報収集なしに向かうと、目当ての選手を見逃してしまうリスクも少なくありません。
この記事では、現地での観戦を計画している方に向けて、通過予想時刻からアクセス方法、そしてレースをより深く楽しむための周辺情報を詳しくまとめました。以下の情報を参考に、世界遺産を望む地での熱い戦いを存分に楽しんでください。
| 項目 | 詳細情報 |
|---|---|
| 中継所名 | 第3中継所(宮島口ロータリー) |
| 区間切り替わり | 3区(一般・大学) → 4区(高校生) |
| 通過予想時刻 | 13時25分頃(先頭ランナー) |
| 最寄り駅 | JR宮島口駅 / 広電宮島口駅 |
全国都道府県対抗男子駅伝の第3中継所(宮島口ロータリー)が持つ重要な意味
ひろしま男子駅伝において、第3中継所である宮島口ロータリーは単なる中継地点以上の大きな意味を持っています。ここはコース全体の折り返し地点であり、レースの流れを決定づけるエース区間の終着点でもあるからです。ここでは、この場所がなぜ駅伝ファンにとって聖地とされるのか、その理由を5つの視点から深掘りします。
3区から4区へ世代を超えるタスキリレー
第3中継所の最大の見どころは、社会人やトップ大学生が走る「3区」から、各都道府県の将来を担う高校生が走る「4区」へとタスキが渡る瞬間です。3区は8.5kmという比較的長い距離設定であり、各チームの主力級選手が配置されることが多いため、ここでの順位変動が激しくなります。実業団で活躍する有名選手が、全力を出し切って飛び込んでくる姿は圧巻です。
一方で、タスキを受け取る4区のランナーは高校生であり、彼らにとっては先輩からの重い責任を受け継ぐ緊張の一瞬となります。大人の選手が見せる限界ギリギリの表情と、それを受け取る高校生の溢れんばかりの闘志が交錯するドラマチックな場面です。この世代間の連携こそが、都道府県対抗駅伝の醍醐味であり、その象徴的なシーンがこのロータリーで見られます。
観客は、疲れ切った一般ランナーを労う拍手と、これから飛び出していく高校生ランナーへの激励の歓声を同時に送ることになります。この数秒間に凝縮された人間ドラマは、テレビの画面越しでは味わえない、現地ならではの深い感動を与えてくれるはずです。
折り返し地点としての戦術的転換点
宮島口ロータリーは、平和記念公園をスタートしてから約18.5km地点に位置し、コース全体の折り返し地点となります。往路を走ってきたランナーたちはここでUターンし、復路のランナーへとバトンタッチして広島市内へと戻っていきます。この「折り返し」という構造上、ここでは全チームのタイム差や順位が視覚的に明確になるという特徴があります。
先行するチームと後続チームがロータリー内ですれ違うことはありませんが、中継所でのタイム差は、復路の戦略を立てる上で非常に重要なデータとなります。各チームの監督やコーチ陣にとっても、前半戦の総括と後半戦への修正を行う重要なポイントです。ここでどれだけの貯金を作れるか、あるいは借金を減らせるかが、最終的な勝敗を分ける鍵となります。
また、コースの特性上、ここまでは西に向かって走ってきましたが、ここからは東に向かって走ることになります。これは風向きの影響が変わることを意味し、選手の体感的な負担やペース配分にも大きな影響を与えます。地形的な折り返しだけでなく、レース環境の転換点としても機能しているのです。
独特の形状が生み出す観戦の臨場感
宮島口ロータリーはその名の通り円形の交差点であり、駅伝の中継所としては非常に特徴的な形状をしています。通常の直線道路上の中継所とは異なり、選手がカーブを描きがら中継ゾーンに入ってくるため、観客は選手の動きを立体的に捉えることができます。遠くから近づいてくる姿、カーブを曲がる際の体の傾き、そして直線のラストスパートまでを連続して目撃できるのです。
また、ロータリー周辺は建物が密集しており、観客の声援が反響しやすい構造になっています。そのため、ランナーが近づくと地鳴りのような歓声が響き渡り、会場全体のボルテージが一気に最高潮に達します。選手にとっても、この包み込まれるような声援は最後の力を振り絞るための大きなエネルギー源となっていることでしょう。
さらに、フェリー乗り場が隣接しているため、海からの風や潮の香りを感じながら観戦できるのもこの場所ならではの特徴です。宮島の鳥居を遠くに感じながら、陸上の格闘技とも言える駅伝の熱気を感じる体験は、他の駅伝大会では味わえない独特のものです。
歴代の名勝負が生まれたドラマの舞台
過去の大会を振り返ると、この宮島口ロータリーでは数多くの名勝負やハプニングが生まれてきました。トップ争いをするチーム同士が秒差でタスキを渡すデッドヒートはもちろん、下位チームがこの区間で驚異的な追い上げを見せ、一気に順位を上げる「ごぼう抜き」の舞台となることも珍しくありません。記録に残る区間賞の多くが、この中継所を目指して走るランナーたちによって樹立されています。
特に、優勝候補と目されるチームがここで予期せぬブレーキを起こしたり、逆にダークホース的なチームがここで首位に躍り出たりする展開は、駅伝ファンの語り草となっています。3区のランナーは各県のエース格であることが多いため、彼らのプライドがぶつかり合う激しい競り合いが、この中継所直前で繰り広げられるのです。
ベテランの駅伝ファンの中には、ゴール地点ではなく、あえてこの第3中継所を選んで観戦する人も多くいます。それは、レースが最も動き、かつ勝負の綾が見え隠れする玄人好みのポイントであることを知っているからです。歴史に残る逆転劇の目撃者になれる可能性が高い場所と言えるでしょう。
中継所特有の緊張感と運営の裏側
中継所には、選手だけでなく多くの大会関係者や審判員、そしてボランティアスタッフが集結します。彼らが連携して正確なタスキリレーをサポートする様子も、現地観戦の見どころの一つです。次走者である高校生たちが、ジャージを脱いでユニフォーム姿になり、寒空の下で今か今かと待機する姿からは、並々ならぬ緊張感が伝わってきます。
係員が拡声器を使って到着するチームのナンバーや色を叫び、それに応じて選手が中継ラインへと移動する一連の流れは、非常にシステマチックでありながらも人間味に溢れています。タスキを受け取る準備をする高校生たちの表情、それを支える付き添いの部員たちの献身的なサポートなど、レースの裏側にある物語を間近で感じることができます。
また、繰り上げスタート(ホワイトタスキ)の可能性がある場合、この中継所には悲痛な緊張感が走ります。トップ通過から所定の時間が経過すると、前走者の到着を待たずに一斉スタートが切られます。タスキが繋がるかどうかの瀬戸際の攻防を目の当たりにできるのも、中継所という特別な場所ならではの体験です。
観戦前に押さえておきたいアクセスとベストポジション

第3中継所での観戦を成功させるためには、事前の計画が不可欠です。当日は数万人規模の観客が沿道に詰めかけるため、行き当たりばったりで向かうと良い場所を確保できないばかりか、交通規制に巻き込まれて身動きが取れなくなる可能性もあります。ここでは、スムーズなアクセス方法と、観戦に適したポイントについて解説します。
JRと広電の使い分けが攻略の鍵
宮島口へのアクセスは、JR山陽本線と広島電鉄(広電)宮島線の2つの鉄道ルートが基本となります。JR「宮島口駅」は中継所から徒歩3分程度と非常に近く、広島駅からの所要時間も約25分とスピーディーです。遠方から訪れる方や、移動時間を短縮したい方にとっては、JRが最も確実な選択肢となるでしょう。
一方、広電「広電宮島口駅」は、中継所の目の前に位置しており、駅を出てすぐに観戦エリアに入ることができます。所要時間は広島駅から約1時間と長めですが、路面電車ならではの風情があり、混雑もJRに比べれば多少緩和される傾向にあります。時間に余裕があり、ゆったりと移動したい場合は広電の利用も検討の価値があります。
注意すべき点として、レース通過直後の駅周辺は、帰路につく観客で大混雑します。特にJRの改札口は長蛇の列ができることが予想されるため、事前に帰りの切符を購入しておくか、ICカードのチャージを済ませておくことが必須です。時間をずらして周辺を散策してから帰るなど、混雑回避の工夫をすることをお勧めします。
観戦におすすめのエリアと穴場
メインの観戦スポットは、やはりロータリー周辺の歩道となりますが、ここは最激戦区であり、通過予想時刻の1時間以上前から場所取りが始まります。特に中継ラインの真正面や、選手が飛び込んでくる直線部分は人気が高く、早めの到着が必要です。カメラ撮影を狙う場合は、前の人の頭が入らないよう、少し高い位置や隙間を見つける必要があります。
穴場としては、ロータリーに入る直前の国道2号線沿いの歩道が挙げられます。ここは中継所そのものではありませんが、ラストスパートをかける選手の鬼気迫る表情を間近で見ることができます。中継所の人混みを避けつつ、レースの迫力を肌で感じたい方には、少し手前のエリアでの観戦が賢い選択かもしれません。
また、あえて少し離れた歩道橋の上から俯瞰で見るという方法もあります(ただし、通行規制や立ち止まり禁止の指示が出る場合があるため、現地の警備員の指示に従ってください)。全体を見渡せる位置からは、選手の位置関係や中継所全体の混沌とした雰囲気を楽しむことができ、また違った面白さがあります。
通過予想時刻と当日のタイムスケジュール
第3中継所のトップ通過予想時刻は、例年13時25分前後となります。大会は12時30分に平和記念公園をスタートしますので、そこから約55分後に先頭ランナーが宮島口に姿を現す計算です。ただし、気象条件やレース展開によって数分の前後はあるため、余裕を持って13時前には現地に到着し、場所を確保しておくのが理想的です。
観戦の流れとしては、まず12時半のスタートをスマホの速報サイトやワンセグ、ラジオなどで確認し、レースの状況を把握しながら選手を待ちます。先頭が通過した後も、全47都道府県のチームが通過するまでには20分以上の差がつくことがあります。特定の県を応援している場合は、そのチームの順位と通過予想時間を計算しておくことが大切です。
全チームが通過し、繰り上げスタートなどの処置が終わると、交通規制が解除され、日常の風景へと戻っていきます。この祭りの後の静けさと、興奮の余韻を感じる時間もまた、現地観戦の味わい深い部分です。レース終了後は、そのまま宮島観光へ向かうか、早めに帰路につくか、事前に計画を立てておくとスムーズです。
当日の交通規制と注意すべき移動リスク
駅伝開催当日は、コースとなる国道2号線を中心に大規模な交通規制が実施されます。宮島口周辺は普段から観光地として混雑するエリアですが、大会当日は車両の通行が完全に遮断される時間帯があり、車でのアクセスは事実上不可能に近いです。ここでは、具体的な規制内容と移動に関するリスク管理について詳しく解説します。
国道2号線の全面通行止めにご注意
コースとなる国道2号線は、広島県の東西を結ぶ大動脈ですが、駅伝のランナーが通過する時間帯に合わせて、順次「全面通行止め」となります。宮島口周辺では、概ね13時00分頃から14時00分頃まで、車両の通行ができなくなると予想されます。この規制は非常に厳格で、路線バスやタクシーであっても例外ではありません。
規制時間帯は、道路を横断することさえ制限される場合があります。道路の反対側に渡りたいと思っても、ランナーが近づいている時は横断歩道が封鎖され、長時間の足止めを食らう可能性があります。観戦場所を決める際は、トイレや帰りの駅への動線を考慮し、どちら側の歩道に陣取るかを慎重に判断する必要があります。
また、西広島バイパスなどの主要道路も、出口規制や流入規制が行われるため、周辺道路では激しい渋滞が発生します。どうしても車で移動しなければならない事情がある場合を除き、当日はマイカーの利用を避けるのが賢明です。物流トラックなども迂回を余儀なくされるため、広範囲で交通麻痺が起きることを覚悟しなければなりません。
フェリー利用者が受ける影響
宮島口は宮島(厳島)へのフェリー乗り場があるため、駅伝観戦者だけでなく一般の観光客も多く利用します。駅伝の開催中もフェリー自体は通常通り運航していますが、フェリー乗り場へアクセスするための道路や、駅から乗り場までの歩行者動線が混雑・規制されるため、通常よりも移動に時間がかかることがあります。
特に、レース通過直後はフェリー乗り場へ向かう人と、駅から帰る人が交錯し、一時的にパニックに近い状態になることがあります。宮島観光を予定している方は、交通規制の時間帯(13時〜14時前後)を避けて、午前中の早い時間に渡ってしまうか、レースが完全に通り過ぎて規制が解除されてから移動するスケジュールを組むと良いでしょう。
宮島側から本土(宮島口)に戻ってくる場合も同様です。フェリーを降りてからJRや広電の駅に向かう際、人混みで思うように進めないことが予想されます。帰りの新幹線などの時間が決まっている場合は、十分に余裕を持った行程にしておかないと、乗り遅れるリスクがあるため注意が必要です。
駐車場事情と「パーク・アンド・ライド」の推奨
宮島口周辺には民間の駐車場が多数点在していますが、大会当日は早朝から満車になることがほとんどです。さらに、交通規制が始まると、駐車場に入庫することも出庫することもできなくなります。「車の中に閉じ込められて動けない」という事態を避けるためにも、中継所付近への駐車は絶対に避けるべきです。
もし車を使わざるを得ない場合は、宮島口から数駅離れた場所にある駐車場を利用し、そこから電車で現地入りする「パーク・アンド・ライド」を強く推奨します。例えば、JR前空駅や阿品駅、あるいはさらに広島市寄りの駅周辺に車を停めれば、渋滞や規制の影響を最小限に抑えることができます。
近隣の商業施設(ショッピングモール等)の駐車場に無断で長時間駐車することは、お店や他の利用者の迷惑となるため厳禁です。マナーを守って観戦するためにも、公共交通機関をメインに据えた移動計画を立てることが、結果として最もストレスフリーな一日を過ごす秘訣となります。
3区から4区へつながるコースの技術的特徴
単に観戦するだけでなく、コースの特性を知ることで、選手たちがどのような過酷な環境で戦っているのかをより深く理解できます。宮島口周辺は、海沿い特有の気象条件や微妙な地形の変化があり、ランナーの体力を奪う難所でもあります。ここでは、競技者視点でのコース分析を行います。
瀬戸内海からの風が勝負を左右する
宮島口周辺は瀬戸内海に面しており、海からの風がレース展開に大きな影響を与えます。基本的には冬の季節風である西風が吹くことが多く、3区のランナーにとっては、宮島口に向かうラスト数キロが向かい風になるケースが多々あります。疲労がピークに達する区間終盤での向かい風は、精神的にも肉体的にも選手を苦しめます。
逆に、タスキを受け取った4区の高校生ランナーにとっては、スタート直後が追い風になる可能性がありますが、風向きが不安定な日は横風となり、ペースメイクを乱す要因になります。特に海岸線に近いエリアでは、建物に風が遮られたり、急に吹き抜けたりと、風の強弱が読みづらいため、経験の浅い選手にとっては対応が難しいコースと言えます。
観戦する側としても、海風は体感温度を一気に下げます。日差しがあっても風が冷たいため、防寒対策は万全にしておく必要があります。選手が風とどのように戦っているか、あるいは風を味方につけているかという視点で見ると、レースの奥深さがより一層伝わってくるはずです。
微妙なアップダウンと路面状況
一見平坦に見える国道2号線ですが、宮島口周辺には緩やかなアップダウンが存在します。特にJRの線路を越えるための高架や、海沿いの微妙な勾配は、8km以上を全力で走ってきた3区のランナーの足にじわじわとダメージを与えます。ラストスパートをかけたい場面で足が重くなる、いわゆる「足に来る」ポイントが随所にあるのです。
ロータリーへの進入路も、スピードを殺さずに曲がる技術が求められます。アスファルトの路面状態や、マンホールの位置なども、選手たちは瞬時に判断して走っています。特に雨天時や雪がちらつくようなコンディションでは、白線の上などが滑りやすくなり、転倒のリスクも高まります。
4区の高校生にとっては、タスキを受け取ってすぐに自分のリズムを作れるかが重要です。中継所特有の興奮状態でオーバーペースになりがちですが、冷静に路面状況を確認し、最初の1kmを適切に入ることが、その後の5kmを走り切るための鍵となります。このあたりの駆け引きも注目ポイントです。
メンタル面での難しさ
技術的な要素に加えて、宮島口はメンタル面での難易度も高いポイントです。3区のランナーにとって、折り返し地点が見えてから実際にタスキを渡すまでの距離が長く感じられることがあります。「あそこが中継所だ」と視認してから、なかなかたどり着けないもどかしさは、精神力を削ぐ要因になります。
また、4区のランナーは、待ち時間が長くなるほどプレッシャーが増大します。予定時刻より早く来るのか、遅く来るのか、前走者の状況が刻一刻と変わる中で、集中力を維持し続けることは容易ではありません。トップで来るのか、集団の中で来るのかによっても、走り出しの戦略を瞬時に切り替える必要があります。
観客の多さも諸刃の剣です。大声援は力になりますが、同時にプレッシャーにもなり得ます。特に地元広島のチームや、優勝争いをしているチームの選手にかかる重圧は計り知れません。そのような極限状態の中で、平常心を保ち、練習通りの走りができるかどうかが、一流選手とそうでない選手の分かれ目となります。
駅伝観戦と合わせて楽しむ宮島口の魅力

せっかく宮島口まで足を運ぶのであれば、駅伝観戦だけで終わらせるのはもったいないことです。このエリアには、広島を代表するグルメや観光スポットが凝縮されています。レースの前後や、待ち時間を有効活用して、地元の魅力を堪能するための情報を紹介します。
名物「あなごめし」は外せない
宮島口といえば、なんと言っても「あなごめし」が有名です。特に駅前にある老舗の名店は、駅弁としても全国的な知名度を誇り、香ばしく焼かれた穴子と、その旨味が染み込んだご飯の絶妙なハーモニーは絶品です。駅伝当日は大変な行列が予想されますが、並んででも食べる価値のある一品です。
店内でゆっくり食べる時間がない場合は、お弁当として購入し、観戦の合間や帰りの電車内で楽しむのも良いでしょう。冷めても美味しいように味付けされているのが特徴で、駅伝観戦の最高のお供になります。ただし、売り切れになることも早いため、確実に手に入れたい場合は午前中の早い時間に購入しておくことをお勧めします。
あなごめし以外にも、宮島口周辺には牡蠣料理を楽しめるお店や、おしゃれなカフェも増えています。冬の広島といえば牡蠣のシーズン真っ只中です。焼き牡蠣の香ばしい匂いに誘われて、熱々の海のミルクを味わうのも、冬の屋外イベントならではの贅沢な楽しみ方と言えるでしょう。
お土産選びに最適な「もみじ饅頭」
広島土産の定番である「もみじ饅頭」も、宮島口周辺には多くの製造直売店が立ち並んでいます。焼きたてをその場で食べられるお店もあり、外はカリッと、中はホクホクの食感を楽しめます。定番のあんこだけでなく、チーズ、チョコ、抹茶、カスタードなど、バリエーションも豊富で目移りしてしまいます。
最近では、「生もみじ」や「揚げもみじ」といった進化系スイーツも人気を集めています。観戦で冷えた体を、温かいお茶と甘いお菓子で温めるのは至福のひとときです。各店舗で試食を行っていることも多いので、自分好みの味を見つけながら、お土産選びを楽しむことができます。
駅伝限定パッケージや、冬限定の味などを用意している店舗もあるかもしれません。レースの思い出として、あるいは留守番をしている家族へのお土産として、広島の味を持ち帰ってみてはいかがでしょうか。パッケージを見るたびに、あの熱狂的な応援の記憶が蘇ることでしょう。
レース後の宮島観光プラン
駅伝の交通規制が解除された後は、フェリーに乗って宮島(厳島)へ渡るのが王道のコースです。世界遺産である厳島神社を参拝し、海に浮かぶ大鳥居を眺めれば、レースの興奮とはまた違った、厳かで静謐な時間を過ごすことができます。夕暮れ時の宮島は特に幻想的で、写真撮影にも最適です。
宮島内には、食べ歩きができる商店街や、歴史ある寺院、そして野生の鹿との触れ合いなど、見どころが満載です。弥山(みせん)へのロープウェイに乗り、瀬戸内海の多島美を一望するのも素晴らしい体験になります。ただし、夕方は帰りのフェリーが混み合うため、時間に余裕を持った行動を心がけてください。
もし宿泊を予定しているのであれば、宮島内の旅館や対岸の宮島口周辺のホテルに泊まり、温泉と料理をゆっくり楽しむのも良いでしょう。駅伝の熱気、美味しい食事、そして歴史ある風景。これらを一度に満喫できるのが、宮島口での観戦の最大の魅力です。
まとめ
全国都道府県対抗男子駅伝の第3中継所、宮島口ロータリーは、レースの行方を占う重要な折り返し地点であり、世代を超えたタスキリレーが見られる感動的なスポットです。トップランナーの力走と、未来を担う高校生の情熱が交錯するこの場所での観戦は、一生の思い出に残る体験となるでしょう。
当日は、JRや広電などの公共交通機関を利用し、13時過ぎの通過時刻に合わせて余裕を持って現地入りすることをお勧めします。防寒対策を万全にし、レースの合間には名物のあなごめしや宮島観光を楽しむことで、充実した一日を過ごすことができます。ぜひ、現地でしか味わえない熱気と興奮を肌で感じてみてください。


