ニューイヤー駅伝2026予選結果速報!第70回記念大会の優勝候補とチーム一覧

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2026年の元日、群馬県の上州路を舞台に繰り広げられる「第70回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)」の足音が聞こえてきました。
今回は第70回の記念大会という節目であり、各地区の予選会から例年以上の激戦が展開されました。
特に東日本地区の出場枠増減や、前回大会で劇的な優勝を飾った旭化成の連覇なるか、あるいはトヨタ自動車やHondaが巻き返すのか、ファンとしては見どころが尽きません。

「今年の出場チームはどこ?」「予選で波乱はあったの?」
そんな疑問を持つ駅伝ファンのために、本記事では2025年11月に行われた各地区予選の結果に基づき、2026年ニューイヤー駅伝の出場全チームを一覧で紹介します。
また、優勝候補の戦力分析やコース攻略のポイントもあわせて解説しますので、観戦前の予習にぜひお役立てください。

地区 出場枠数 注目ポイント
東日本 12枠 枠増も激戦必至、GMO・Honda・富士通の三つ巴
中部 6枠 枠減でサバイバル、トヨタ自動車が圧倒的強さ
北陸 2枠 YKKが盤石の強さを見せるか
関西 4枠 SGホールディングスら精鋭揃い
中国 4枠 枠減の影響大、マツダ・中国電力の争い
九州 9枠 王者・旭化成を筆頭に層の厚さは随一

元日の朝、こたつに入りながら応援する準備はできていますか?
お気に入りのチームや注目選手を見つけて、新年の幕開けを熱く応援しましょう。
それでは、出場チームの詳細と今大会の展望を詳しく見ていきます。

第70回記念大会の概要と地区別予選結果

2026年大会は第70回という大きな節目を迎える記念大会であり、予選会の段階からいくつかの重要な変更点が適用されました。
特に注目すべきは、近年の実業団チームの勢力図を反映した「地区別出場枠の見直し」です。
東日本地区のレベル向上が著しい一方で、他地区とのバランスをどう取るかが議論されてきましたが、今大会では東日本に2枠追加という措置が取られました。

一方で中部や中国地区では枠が減少するなど、伝統ある強豪チームにとっても予選通過が当たり前ではない、非常に厳しいサバイバルレースとなりました。
ここでは、激闘の予選を勝ち抜き、見事に上州路への切符を手にしたチームを地区別に紹介していきます。
各地区の予選結果を知ることで、本戦での勢いやチーム状況がより深く理解できるはずです。

激戦区・東日本地区(12枠)の出場チーム

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実業団駅伝の中で最も競争が激しいと言われる東日本地区は、今回出場枠が「12」に拡大されましたが、それでも予選突破は容易ではありませんでした。
前回の上位チームであるHonda、GMOインターネットグループ、富士通といった「3強」が順当に強さを見せる一方で、ボーダーライン上の争いは熾烈を極めました。
特に予選会では、各チームが主力選手をどの区間に配置するかの駆け引きが見ものであり、本戦を見据えた戦略が垣間見えました。

  • GMOインターネットグループ(安定した選手層で優勝候補の一角)
  • Honda(スピードランナーを揃え、常に上位をキープ)
  • 富士通(優勝経験豊富なベテランと若手が融合)
  • SUBARU(地元・群馬の大声援を背に上位進出を狙う)
  • ヤクルト(粘り強い走りで着実に出場権を獲得)
  • Kao(組織的な走りで年々順位を上げている)
  • ロジスティード(旧日立物流、安定感は抜群)
  • JR東日本(若手の台頭が著しく勢いがある)
  • コニカミノルタ(名門復活をかけ、執念の予選通過)
  • 埼玉医科大学グループ(医療従事者ランナーたちの奮闘)
  • サンベルクス(攻撃的な走りでファンを魅了)
  • プレス工業(最後の1枠を巡る争いを制した)

注目はやはり、近年急成長を遂げているGMOインターネットグループでしょう。
トラックシーズンでも好記録を連発しており、駅伝でもそのスピードがいかんなく発揮されています。
また、地元群馬のSUBARUも、ニューイヤー駅伝にかける思いは人一倍強く、沿道の声援を力に変える走りが期待されます。

少数精鋭・中部地区(6枠)の出場チーム

「トヨタ1強」の構図が続く中部地区ですが、今大会は出場枠が「6」に減少したことで、2位以下の争いが非常にシビアなものとなりました。
トヨタ自動車は世界レベルの選手を擁し、予選から圧倒的な力の差を見せつけましたが、残る5つの椅子を巡る戦いは最終区間までもつれる展開となりました。
特に、トヨタ紡織やNTNといった常連組も、一つのミスが命取りになるプレッシャーの中でレースを進めました。

  • トヨタ自動車(日本代表クラスを多数擁する絶対王者)
  • トヨタ紡織(スピードのある選手が揃い、上位を狙う)
  • NTN(伝統のチームワークで粘り強くつなぐ)
  • 愛知製鋼(地力のある選手が多く、安定した戦い)
  • トーエネック(着実に力をつけ、連続出場を継続)
  • 中央発條(激しい6位争いを制し、本戦へ)

中部地区の特徴は、なんといってもトヨタ自動車の存在感ですが、それに続くトヨタ紡織や愛知製鋼も全国レベルの実力を持っています。
本戦では、これら中部勢が上位集団を形成し、レースの主導権を握る展開も十分に考えられます。
特にトヨタ自動車は、区間賞を独占する勢いで走ることも珍しくなく、他地区の強豪にとっていかに「トヨタを逃がさないか」が最大のテーマとなるでしょう。

古豪復権なるか・関西地区(4枠)の出場チーム

関西地区は出場枠「4」と狭き門ですが、実力伯仲のチームが揃っており、予選会は毎年熱いデッドヒートが繰り広げられます。
近年はSGホールディングスが頭一つ抜けた強さを見せていますが、NTT西日本や住友電工といった実績のあるチームも虎視眈々と王座を狙っています。
関西勢は本戦でも粘り強い走りを見せることが多く、後半の順位変動の鍵を握る存在です。

  • SGホールディングス(強力なエースを擁し、優勝争いに絡む)
  • NTT西日本(豊富な駅伝経験を持つベテランが支える)
  • 住友電工(スピードランナーが多く、爆発力がある)
  • 大塚製薬(堅実な継走で上位入賞を目指す)

SGホールディングスは、厚底シューズ時代に対応したスピード強化が実を結び、全国でもトップクラスのチームへと成長しました。
関西予選での危なげない走りは、本戦での上位進出を予感させるものでした。
また、NTT西日本や住友電工も、独自の強化策でチーム力を底上げしており、関西勢同士のライバル関係がチーム全体のレベルを引き上げています。

スピードランナー集結・九州地区(9枠)の出場チーム

東日本に次ぐ9つの出場枠を持つ九州地区は、前回覇者の旭化成をはじめ、実力派チームがひしめく「駅伝王国」です。
三菱重工や黒崎播磨など、近年のニューイヤー駅伝で表彰台に上がったチームも多く、予選会のレベルの高さは全国屈指と言えるでしょう。
九州のチームは、ロードに強い選手が多く育成されており、風の強い上州路との相性が良いのも特徴です。

  • 旭化成(最多優勝回数を誇る名門中の名門)
  • 三菱重工(マラソン界の雄・井上大仁選手らを擁する)
  • 黒崎播磨(若手の成長が著しく、勢いに乗っている)
  • トヨタ自動車九州(安定した試合運びで上位を伺う)
  • 安川電機(伝統の粘りで入賞圏内を目指す)
  • 九電工(有力選手を補強し、戦力アップ)
  • 西鉄(スピードのある選手が区間上位を狙う)
  • ひらまつ病院(医療法人チームとして存在感を示す)
  • 戸上電機製作所(予選突破の常連となりつつある)

旭化成は、ベテランから若手まで隙のない布陣を敷いており、予選でもその層の厚さを見せつけました。
また、三菱重工や黒崎播磨も、優勝を狙えるポテンシャルを十分に秘めています。
九州勢が上位に何チーム食い込んでくるかが、大会全体の順位を大きく左右することは間違いありません。

枠減の苦境・中国&北陸地区(計6枠)の出場チーム

中国地区は今回出場枠が「4」に減少し、名門チーム同士が生き残りをかけた激しい争いを強いられました。
マツダや中国電力といった伝統校は、そのプレッシャーを跳ね除けて出場権を確保しましたが、古豪・JFEスチールなども油断できない戦いとなりました。
一方、北陸地区は「2」枠を巡り、YKKとセキスイハイム信越などが争いましたが、やはりYKKの安定感が際立っていました。

【中国地区 4枠】
* マツダ(近年力をつけており、総合力で勝負)
* 中国電力(数々の栄光を知る古豪、復権を期す)
* JFEスチール(粘り強い走りで予選を通過)
* 中電工(フレッシュな戦力で本戦に挑む)

【北陸地区 2枠】
* YKK(北陸の絶対王者として君臨)
* セキスイハイム信越(悲願の出場権を獲得し、本戦へ)

中国地区のチームは、かつてニューイヤー駅伝を制した経験もある中国電力など、駅伝を知り尽くしたチームが多いのが特徴です。
出場枠が減ったことで、より一層の危機感を持って強化に取り組んでおり、本戦での「台風の目」になる可能性があります。
北陸勢も、雪国で鍛えた精神力を武器に、一つでも上の順位を目指して群馬を駆け抜けます。

優勝候補「3強」の戦力を徹底解剖

第70回大会の優勝争いは、前回大会の結果や今シーズンのトラック、マラソンの記録を考慮すると、やはり「旭化成」「トヨタ自動車」「Honda」の3チームが中心になると予想されます。
これら3チームは、選手層の厚さ、エースの決定力、そして駅伝に向けたピーキングの巧みさにおいて他を圧倒しています。
ここでは、それぞれのチームが抱える強みと、優勝への鍵となるポイントを深掘りしていきましょう。

【旭化成】前回覇者の貫禄と黄金時代の再来

前回(第69回)大会で見事な優勝を果たし、王座に返り咲いた旭化成。
その強さの源泉は、なんといっても「圧倒的な選手層の厚さ」にあります。
相澤晃選手をはじめとするトラックの実力者に加え、マラソンで実績を残す選手たちが融合し、どの区間でも区間賞争いができる布陣が整っています。

特に注目すべきは、若手選手の台頭とベテランの融合がうまくいっている点です。
双子の市田兄弟や鎧坂哲哉選手といった経験豊富なランナーがチームの精神的支柱となり、一方で勢いのある若手が爆発力をもたらしています。
連覇の鍵は、スピード勝負となる前半区間をいかに好位置で乗り切り、勝負どころの後半区間にエースを投入できるかにあるでしょう。
「駅伝の旭化成」というプライドを胸に、盤石のレース運びを見せることが期待されます。

【トヨタ自動車】王座奪還へ燃える中部の大砲

一昨年の王者であり、常に優勝候補筆頭に挙げられるトヨタ自動車。
前回大会では悔しい結果に終わりましたが、その分、今回の第70回大会にかける思いは並々ならぬものがあります。
田村和希選手や服部勇馬選手など、単独走でもペースを落とさない強靭な走力を持つ選手が揃っており、一度先頭に立つとそのまま押し切る「横綱相撲」が得意なチームです。

今シーズンのトヨタ自動車は、トラックシーズンから積極的なレースを展開しており、選手の仕上がりも順調です。
特に、世界大会を経験した選手たちがチーム内に高い基準をもたらしており、練習の質からして他チームとは一線を画しています。
優勝へのシナリオは、エース区間の4区で確実にトップに立ち、難所の5区「上州の登り」で後続との差を決定的なものにすることでしょう。
王座奪還に向け、死角は見当たりません。

【Honda】スピードスター軍団の爆発力

近年のニューイヤー駅伝で常に優勝争いを演じているHondaは、設楽悠太選手時代から続く「スピード駅伝」の申し子です。
伊藤達彦選手や青木涼真選手など、トラック競技で日本代表クラスのスピードを持つ選手が多数在籍しており、ハマった時の爆発力はナンバーワンと言えます。
前回大会も上位に食い込み、その安定した強さを証明しました。

Hondaの強みは、何と言っても「どこからでも追い上げが可能」な点です。
たとえ序盤で出遅れたとしても、中盤のエース区間で一気に順位を上げるだけの破壊力を持っています。
課題を挙げるとすれば、向かい風の強い区間やタフなコンディションでの粘り強さでしょうか。
気象条件さえ味方につければ、旭化成やトヨタ自動車を置き去りにして、独走でゴールテープを切るシーンも十分にあり得ます。

ダークホースはこのチーム!入賞・表彰台を狙う注目株

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「3強」の争いに割って入る可能性を秘めたチームは他にも存在します。
近年の駅伝は高速化が進んでおり、一つのミスやブレーキが命取りとなるため、安定感のあるチームがいきなり優勝争いに顔を出すことも珍しくありません。
ここでは、虎視眈々と頂点を、あるいは表彰台を狙う実力派チームを紹介します。

【GMOインターネットグループ】悲願の初優勝へ

創部から短期間でトップチームの仲間入りを果たしたGMOインターネットグループ。
大迫傑選手がプレイングディレクターとして関わるなど、先進的なトレーニングと戦略で着実に力をつけています。
東日本予選でも常に上位争いを演じており、前回大会でも入賞を果たすなど、その実力は本物です。

彼らの強みは、学生駅伝で活躍したスター選手を積極的に獲得し、即戦力として機能させている点にあります。
「No.1」を目指す企業文化がチームにも浸透しており、選手たちのモチベーションも非常に高いです。
もし3強が牽制し合うような展開になれば、GMOのスピードランナーたちが隙を突いて先頭に躍り出る可能性は十分にあります。
初優勝という歴史的快挙を成し遂げる準備は整っています。

【三菱重工】マラソン王者が率いる勝負強さ

九州の雄、三菱重工は、井上大仁選手という絶対的なエースの存在が光ります。
マラソンで培った圧倒的なスタミナと勝負勘は、駅伝の最長区間である4区や、過酷な5区で大きなアドバンテージとなります。
また、井上選手だけでなく、彼を支える脇を固める選手たちも着実に力をつけており、チームとしての総合力が高まっています。

三菱重工の戦い方は、エースに頼り切るのではなく、全員がミスなく繋いでエースに最高の位置で襷を渡すという堅実なものです。
派手さはなくとも、気がつけば上位にいるという不気味さは、他チームにとって脅威以外の何物でもありません。
表彰台はもちろん、展開次第では頂点も射程圏内です。

【黒崎播磨・富士通】伝統と革新の融合

九州の黒崎播磨と東日本の富士通も、決して侮れない存在です。
黒崎播磨は、細谷恭平選手らロードに強い選手が揃っており、高速レースになればなるほどその真価を発揮します。
一方の富士通は、かつての優勝経験を知るベテランと、生ききのいい若手が融合し、チームとしての一体感が増しています。

特に富士通は、予選での苦戦をバネに本戦に合わせて仕上げてくる調整力に定評があります。
「駅伝の借りは駅伝で返す」という執念で、上位陣を脅かす走りを見せてくれるでしょう。
これらのチームがレースを掻き回すことで、第70回大会はより一層スリリングな展開になるはずです。

勝負を分ける「魔の区間」とコース攻略ガイド

ニューイヤー駅伝が行われる群馬県のコースは、全長100kmに及び、特有の「からっ風(赤城おろし)」が選手たちを苦しめます。
単に走力が高いだけでは勝てない、自然との戦いもまたこの駅伝の醍醐味です。
ここでは、レースの行方を左右する重要な区間について解説します。

【4区・22.4km】各チームのエースが集う「花の4区」

全7区間の中で最長距離を誇る4区は、各チームの絶対的エースが投入される「花の4区」と呼ばれます。
外国人選手の起用が禁止されているため、日本人エースの真価が問われる区間でもあります。
ここでは、単に順位を上げるだけでなく、後続とのタイム差をどれだけ広げられるかが勝負の分かれ目となります。

コースは比較的フラットですが、距離が長い分、後半のスタミナ切れやペース配分ミスが致命傷になります。
歴代の名勝負の多くがこの4区で生まれており、ここでの順位が最終結果に直結すると言っても過言ではありません。
各チームのエースが意地とプライドをぶつけ合う、大会最大のハイライトです。

【5区・15.8km】向かい風と登り坂「過酷な山登り」

「ニューイヤー駅伝の鬼門」とされるのが5区です。
この区間は、冷たく強い北風(赤城おろし)が真正面から吹き付け、さらに緩やかながらも延々と続く登り坂が選手の体力を奪います。
テレビ画面越しには伝わりにくいですが、選手たちは「壁に向かって走っているようだ」と表現するほど過酷なコンディションです。

ここで失速してしまうと、それまでの貯金が一瞬でなくなり、順位を大きく落とすことになります。
逆に、向かい風や登りに強い「山の神」のような選手がいれば、一発逆転のチャンスも生まれます。
各チームの監督が、スピードよりも「強さ」を持った選手を配置する、戦略的に非常に重要な区間です。

【7区・15.5km】歓喜と涙の最終決戦「アンカー勝負」

最終7区は、伊勢崎市から前橋市の群馬県庁ゴール地点を目指す区間です。
ここもまた、強烈な向かい風が吹くことが多く、最後まで何が起こるかわからないドラマが待っています。
優勝争いがもつれた場合、アンカー同士のデッドヒートは必至であり、精神的なタフさが求められます。

また、優勝争いだけでなく、入賞(8位以内)をかけたシビアな争いが繰り広げられるのもこの区間です。
残り1kmでのスパート合戦や、ゴール直前での逆転劇など、最後まで目が離せません。
襷を繋いできた仲間の思いを胸に、最後の力を振り絞る選手の姿は、見る者の心を打ちます。

ニューイヤー駅伝2026の楽しみ方・観戦ガイド

年に一度の元日決戦をより楽しむための観戦ガイドをお届けします。
現地で生の迫力を感じるもよし、テレビの前でデータを見ながら分析するもよし。
第70回大会ならではの特別な演出や、応援のポイントを押さえておきましょう。

テレビ放送とネット配信で完全網羅

ニューイヤー駅伝は、例年TBS系列で全国生中継されています。
朝8時30分頃から放送が始まり、スタート前の緊張感からゴール後のインタビューまで、余すところなく伝えてくれます。
解説には、かつての名選手や現役監督が登場し、専門的な視点からレース展開を読み解いてくれるので、初心者でも安心して楽しめます。

また、近年ではTVerなどのネット配信も充実しており、スマートフォンやタブレットで外出先からでも視聴可能です。
さらに、データ放送や公式サイトでは、各ランナーの通過タイムや順位変動がリアルタイムで更新されるため、テレビとスマホの「二刀流」で観戦するのが現代のスタンダードになりつつあります。
CM中もレースは動いているので、ネット配信で補完するのも賢い方法です。

現地観戦のおすすめスポット

もし群馬県近郊にお住まいなら、ぜひ現地での観戦をおすすめします。
スタート・ゴール地点となる群馬県庁周辺は、多くの屋台やイベントブースが出店し、お祭りムード一色です。
全チームの選手が一斉にスタートする瞬間や、優勝チームがゴールテープを切る瞬間を生で見られるのは、県庁前ならではの特権です。

また、中継所付近も人気の観戦スポットです。
襷渡しのドラマチックな瞬間を間近で見ることができ、選手たちの荒い息遣いや、監督からの檄(げき)が聞こえるほどの距離感は圧巻です。
ただし、当日は交通規制が敷かれるため、公共交通機関を利用するか、事前のルート確認が必須です。
防寒対策を万全にして、熱い声援を送りましょう。

ルーキーたちの活躍に注目

ニューイヤー駅伝のもう一つの楽しみは、その年の春に大学を卒業したばかりの新人選手(ルーキー)たちの活躍です。
箱根駅伝で名を馳せたスター選手たちが、実業団のユニフォームを着てどんな走りを見せるのかは、多くのファンが注目するところです。
実業団のレベルの高さに揉まれ、さらに成長した彼らの姿を確認できる最初の大きな舞台でもあります。

特に、即戦力として期待されるルーキーが主要区間に抜擢されるケースも多く、彼らの走りがチームの命運を握ることもあります。
「あの箱根のスターが、今は〇〇チームで走っているんだ!」という発見も、ニューイヤー駅伝ならではの楽しみ方の一つです。

まとめ:第70回記念大会を見逃すな!

2026年のニューイヤー駅伝は、第70回という記念すべき大会であり、出場枠の変更や各チームの戦力拮抗により、例年以上に予測不能な激戦が予想されます。
前回王者の旭化成、リベンジを誓うトヨタ自動車、スピード軍団Honda、そして初優勝を狙うGMOインターネットグループなど、役者は揃いました。

この記事で紹介した出場チームや注目ポイントを参考に、元日の朝はぜひテレビの前で、あるいは現地で、選手たちの熱い走りに声援を送ってください。
新しい年の始まりを告げる号砲とともに、感動のドラマが幕を開けます。
さあ、あなたの優勝予想はどのチームですか?